『ダイアナ』 ★★
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演:ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース、キャス・アンヴァー、ほか
ダイアナの亡くなる前の2年間を再現した映画ということで、興味深かったです。
あの方もやっぱり一人の女性だったんだなと…
ただ、見終わったあとの感想はそれだけです。
もっと多方向から描かれてるのかと思いきや、ほぼダイアナ視点で話は進められ、地雷撤去の活動やボランティアや、注目されていた会見など、すべて好意を寄せていた男性のためにやったことのように見えて、あんまり気分はよくない。
イギリス人ではない私でも元妃のこんな扱いに不快感を覚えるのだから、当のイギリスの方々はどう思っただろう。
また、ダイアナ自身の子供に対しての思いや感情といったものが、何一つ描写されていませんでした。
生前、報道されてたことと何か違う…
報道されなかったことを描いた映画なのだろうけど、あまりにも極端でこれが事実だったのかと疑いたくなる。
どうしてこんな映画を作ろうと思ったのか不思議で仕方ない。
できれば、もっと客観的で公正なものを見たかったかなと思います。
