『バットマン ビギンズ』 ★★★★
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール、ケイティ・ホームズ、マイケル・ケイン、ほか
バットマンがどうやって誕生したのか、というお話でした。
過去に映画館で見て、走り書き程度の感想を過去に書いてました。
改めて見て思うのは、主人公ブルースの葛藤とか苦悩とか、
どのようにして、どのような答えを出すのか、
という部分が明確に描かれてるな、と思いました。
つまり、ブルースがなぜバットマンになったのか、という部分。
父親が、父親なりのやり方で戦っていたこと、
マフィアやアサシンの存在など、
ブルースがバットマンとしての自覚を強くしていく
様々な出来事があって、バットマンが成り立って行くんだな、と。
ただ、なんで戦う方向に行くんだろう? なんでバットマン?
って考えていくと、ゴッサムシティの特異性が感じられますね。
それから大富豪ってことで、お金や会社の使い方とかが
豪快でスカッとします。
逆に大富豪じゃなかったらバットマンはどうなってたのか、
そこが気になるところですが…
7年行方不明になってて死亡扱いになり、会社をほぼ(?)
乗っ取られた形になったみたいなのに、最後には乗っ取った奴から
会社を奪い返した様は、やはりスカッとします。
ただ、リーグ・オブ・アサシンという存在が微妙。
大昔から存在していて、腐敗した都市(?)を都度破壊してきたとか。
ローマとか言ってたと思うけど、そんな大昔から何故? という疑問。
そして、なぜ破壊という選択なのかという疑問。
そんな大昔からあるのに、なぜ忍者なのかという疑問。
この辺り、もうちょっと説得力があれば…と思う。
そして、渡辺謙さんの扱いの酷さ(笑)
ラーズ・アル・グールというアサシン団体のボスだったはずが、
実は影武者だったとはウィキペディアを見て初めて知りました。
影武者なら、あの死に方も納得ですが。
以上、気になったところはありつつも、新たな三部作の
一作目として、楽しめた映画だったと思います。