『ダーク・シャドウ』 ★★★★
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、エヴァ・グリーン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジョニー・リー・ミラー、クロエ・グレース・モレッツ、ほか
観てきました。
面白かったんだけど、今一歩感が拭えなくて残念でした。
何が問題だったかと考えるに、たぶん予告の作り方が良くなかったんじゃないかなと。
というのも、予告はなんだかコミカルだったのですよ。
ヴァンパイアという存在が居つつも、もしかしたらコメディちっくなのかなという感じがしたのです。
ところが、実際に見てみると確かに「クスッ」と笑えるところはあるものの、今ひとつどっちつかずな感じがありまして、中途半端かも知れないなと。
その一点だけがとても残念でした。
でも、それ以外は登場人物もストーリーも雰囲気もキャストも文句なしです!
見る人によっては男女関係で考えさせられるって言う人もいるかも知れませんが、自分は「なんでこうなるかね」と思いつつも、バーナバスとヴィクトリアとの関係は「少女マンガちっくだけどこれはアリだな」とか思いながら見てました。
俳優さんでは特に(というか当然!)ジョニー・デップが格好良かった!
今回、なぜか横顔がよく目についたんですが、意外にも鼻がごついんだなぁと全然関係ないことを思ったり。
アメリカの人だから当然かなと思うのだけど、そういう印象がなかったもので…
それにしても、ジョニー・デップはこういうちょっと変わった役柄が似合うなと思いました。
演じるバーナバスというキャラクターも面白かったし。
舞台は70年代なんだけども、バーナバスは200年前に生きてた人で、その話し方や所作が時代にそぐわなくて面白い。バーナバスが「お坊ちゃん」だから尚更かもしれない。
あと、今回はちょっと端役っぽい役を演じたヘレナ・ボナム=カーターさん。
見覚えがあって『アリス・イン・ワンダーランド』に出てたってことしか思い出せなかったんですが、『ハリー・ポッター』にも『スウィニー・トッド』にも『英国王のスピーチ』にも出てて見てたはずなのに…
そうかぁ、そんなに見てたらそりゃ見覚えありますよねぇ。
うん、この女優さん好きかもです。
それから、ミシェル・ファイファーさん。
この人は今年初めに見た『ニューイヤーズ・イブ』で注目しまして、今回も出てるの見てやっぱり印象が全然違う!と驚きました。
ミシェルさんは好きな女優さんですね。
上記以外の俳優・女優さんも良かったですよ。
物語も面白くてすぐに引き込まれました。
絶対オススメ!とは言えませんが、ジョニー・デップが好きならぜひ!とは言っておきます。
ちなみにPG-12でして、猟奇的なグロシーンはあまりありませんが、それとは別のところで「うーん、確かにPG-12だな」って感じでした。
