『イエスマン』 ★★★
原作:ダニー・ウォレス
監督:ペイトン・リード
出演:ジム・キャリー、テレンス・スタンプ、ズーイー・デシャネル、他
今まで何にでも「NO」と言っていた偏屈な男性が、セミナーに参加後、すべてに「YES」と言うようにしたら人生が変わった、というお話。
ジャンルはコメディだし、出てるのがジム・キャリーだし(笑)、けっこうハチャメチャな映画だと思う。
最初はどことなく陰気で頑固な男性が、「YES」と言うようになってから途端に性格もガラッと変わって、ちょっと信じられないなーってところがギャグなのかなと。
さらに、「YES」って言うことで人生が好転し、「NO」って言ってしまうと悪いことが起こるってことを信じ込んでしまって、同じマンション(?)に住む老女が性的なお誘いをするのを断ったすぐ後、凶暴な犬に襲われかけて「NO」って言ったからだって思って、それで老女の誘いを受けてしまった…とか、極端すぎるよなぁと。
コメディとはいえ、あれはかなり引いた。
「YES」と言うようになってから性格も変わり、積極的で明るくて陽気な人になるわけですが、“普通に”明るくなるんじゃなくて突き抜けてるんですよね。
見てるこっちが疲れてしまう、と思えるほど。
…で、メイキングが入っていたので見たんですが、ジム・キャリーさん自身がもうそんな感じ。
一部分しか映ってないからそう思うのかも知れませんが、常に元気で全力でって感じで『イエスマン』の主人公そのまんまだなと。
周りを笑わせようっていう精神は素晴らしいけど、疲れないんでしょうかね…
それはともかく、映画は面白かったけども、ちょっとジム・キャリー以外の『イエスマン』も見てみたいかな、と思いました。
