『そんな彼なら捨てちゃえば?』 ★★★★
監督:ケン・クワピス
出演:ジニファー・グッドウィン、ジェニファー・アニストン、ジェニファー・コネリー、ドリュー・バリモア、スカーレット・ヨハンソン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパー、ケビン・コナリー、ジャスティン・ロング、ほか
観たいなって思った一番の理由は「ドリュー・バリモアが出てるから」だったんですが、残念ながらバリモアさんは端役でしたorz
なんだろ、裏方的(?)なお仕事の方が忙しいのかな?
「ウエディングシンガー」の頃のようなバリモアさんを、映画館で観たいと思ってたんで残念です。
そう、映画の内容ですが文句のつけどころのない恋愛映画でした。
恋愛経験がほとんど無いので、何も言うことが見つけられないのかも知れませんが、逆に恋愛経験が豊富な人が観たら、指摘することがたくさんあったりするのかな?
3、4組?くらいのカップルの話で、男の人の言動で一喜一憂する女性を描いた映画…だと思います。
けっこう現実的な内容で嘘がないように見えました。
一見、恋愛映画のセオリー通りのようにみえるけど、観る側に媚びるような描写はほとんどないから、似たような経験してる人が観たらイタイんじゃないかなぁとか思いながら観てました(^-^;)
結局、何が言いたかったのかなぁ?と考えてみると、彼の言動を見て「あれはこうなのよ」と自分の都合のいいように解釈してはダメということなのかな?
自分は例外だと思わず、そっけない態度を取るような男なんて捨てちゃえ、というまさにタイトル通りのお話…だったんだ!
あ、今気づきました

ただ、映画の中では「捨てちゃえ」っていう話ばかりじゃなくて、上手く行く人たちもいるし、上手く行かなかった人にも後日談みたいなのもあって、全てがキレイにというわけには行かないけど、きちんと“終わり”を見せてくれたのが良かったなと思いました。
んで、恋愛映画ではありますが、途中で笑えるシーンもあるので“ラブロマンス”というより“ラブコメ”なんでしょうね。
恋愛する女性にとってイタイ場面はあったとしても、最終的にはタイトル通り「そんな彼なんか捨てちゃって、次の出逢いを見つけろ」的なお話なんで、元気付けられる映画なんじゃないかなと思います。
――で、こっからはめっちゃ個人的な意見ですが、こんな右往左往しなきゃいけないんなら恋愛はいいやって思ってしまいました

「彼がこうするのはこうだから」みたいな法則をあてはめたり、「こういうことされたら気がない証拠」っていう言動を挙げられたり、そういうのを聞いてると「わざわざそんな分析しなきゃいけないの?」ってつい思ってしまいます。
つまり…めんどいっ!
おかしいなぁ…。
不思議なんだけど、『マンマ・ミーア!』を観たときは「恋をしたい」と思えたのにね…
