『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』 ★★★★
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソン、スティーヴ・クーガン、ダン・スティーヴンス、ベン・キングズレー、ほか
とても面白かったです。
一作目と、ある人物を通してつながっていたし、夜になると博物館の展示物が動くという同じ内容でも飽きることなく楽しめたし、最後(?)に相応しい内容だったんじゃないかなと思いました。
ストーリーは展示物のみんながパーティで暴走してしまい、その原因が魔法の石板にあると気づき、その謎を突き止めようとするお話です。
石板はもともとエジプト王のものだったんですね。何十年か前に、エジプト王の墓を掘り起こした調査員(?)が、アメリカとイギリスそれぞれ分けて国に持って行ってしまった、と。
アメリカの博物館には息子・アクメンラーと石板が。イギリスの博物館には王と王妃が。
イギリスの博物館にエジプト王が居ると知って、博物館の仲間とともに主人公・ラリーはイギリスへ。
石板を持って行ったので、案の定、なんやかやあってやっとエジプト王のもとへ。異変の原因を知って対処しようとするけど、やっぱりまた一波乱――
次から次へと色んな展開が待ち受けて、落ち着く暇もないという感じでした。
楽しませよう、面白くしよう、っていう雰囲気が伝わってきますし、それが本当に楽しくて面白い

ちょっと引いたところはあるけど

今回、副題は『エジプト王の秘密』で壮大な謎が…?って思えるんですが、王の秘密を聞くと人として(というより親として)当たり前に持ってる気持ちや願いを、王は石板を造ることで叶えようとしたんだなと。
また、ラリーも息子と息子自身の将来について、ちょっとした衝突があったりして、その辺の親としての願い、葛藤、成長なんかもテーマだったのかなと。
とはいえ、それが表だって表現されてる感じはしなかったので、いままでのようにハプニングを楽しめることはできましたよ

最後はちょっと淋しかったですけどね。
でも、今までと変わらないって終わり方だと、これほど心は動かされなかったかも知れません。
これが一番いい終わり方なんだなと思います。
それから、今作が遺作になった俳優ロビン・ウィリアムズさん。
このことを知って、絶対に見に行こうって思ってました。
ウィリアムズさんが映るたび、そのセリフを聞くたび、いろいろなことを思いました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
