『テルマエ・ロマエ』(映画) ★★★★
原作:ヤマザキマリ
監督:武内英樹
脚本:武藤将吾
出演:阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、宍戸開、ほか
本当は土日だと人が多いんで出たくはなかったんですが、ちょっと出なければいけない事情があったので、ついでに映画でも…と思い映画館へ。
直前まで『ダーク・シャドウ』にしようと思ってたのだけど、人が多いだろう→いい席が確保できないかもしれない、ということで『テルマエ・ロマエ』ならまだ人が少ないだろうと思いそっちにしました。
実のとこ、カードのポイントが貯まってて無料で見れるし、席の確保がしやすいってだけで選んだようなものでしたが、そんな期待を持たずに見たためか『テルマエ・ロマエ』面白かったです。
古代ローマの歴史的なドラマもありつつ、コメディが要所要所で効いていて楽しかったです。
劇場内でも笑いが起こってて、一般的ウケのいい映画だと思います。
ストーリーは原作と多少違うようですが、原作は読んでないんですけども2時間の物語として上手く作られてるんじゃないかと思いました。
しかしまぁ、フィクションは少しばかりはあるのでしょうが、本当になぜ古代ローマはあんなにお風呂で名誉とか名声とか威信とかが関わってくるんだろうと、途中から不思議で仕方なかった。
そこもまた、ある意味でコメディなのかなと思ったりもするのだけど。
ローマ…イタリア? ヨーロッパ?の人たちは、これを見てどう思われるのでしょうね。
ところで、主役は阿部さんですが、阿部さんってどの演技も同じかなって印象を持ってたんですが、今回の役はめっちゃハマってました。
他の俳優さんもイメージにぴったりだったと思います。
宍戸開さんは、なんだか演技に初々しさを感じてしまったんですが(笑)、それでも役柄にはぴったりだったと思います。
ケイオニウスの北村一輝さんも好色な男を見事演じられてました

ただ、病弱・軟弱には見えなかったのは少し残念…
一点引っ掛かったのは、上戸彩さん演じる真実というキャラ。
上戸彩さんの演技は上手かったし可愛かったし良かったと思うし、2時間の物語として完結させなければいけないから、こういうストーリーにしたのだろうということも分かるのだけど、やはり最後の方のあのセリフはベタすぎだなと。
あそこはセリフなしで表情だけで魅せた方がいいと思いました。演技も良かったし。
…なんつって、偉そうなことを言いましたが、でもホント面白かった。
見たらきっと笑いますよ♪
