『ドラゴンボールZ 神と神』 ★★★
原作:鳥山明
監督:細田雅弘
声優:野沢雅子、鶴ひろみ、堀川りょう、佐藤正治、田中真弓、古川登志夫、古谷徹、ほか
見たことに後悔はない、です。
映画館で『ドラゴンボール』を見れたことは、すごく嬉しかったです。
しかも、あの歌が流れたときには一瞬にしてテンションが上がりました。
ただ、ストーリーは…ひどい言い方をしてしまえば、見れたもんじゃない、と思いました。
今までの『ドラゴンボール』みたいに熱いものがないし、迫り来る危機感みたいなのもない。
破壊神が「地球を破壊しようかな」と言うたびにベジータが宥めるみたいに、全体的に何か盛り上がりかけようとして、わざと和むようなシーン入れて落ち着かせてしまう、という感じでかなり不完全燃焼。
全体的に和みが優先されてて、以前の『ドラゴンボール』と全然違うから違和感を覚えてしまいます。
もう少しなんとかならなかったんだろうかと。
ストーリーの大部分を変えなくてもいいから、すべてのキャラクターの日常風景をちょっとずつでも入れてみたらどうだっただろう、と今は思う。
改めて出演声優を見て、こんな豪華な方々が揃っているのに、とくにスポットを当てることなく一言二言で終わってしまってる。なんて勿体無いんだろう。キャラクターも可哀相。
制作側の事情かも知れないけど、そういうサプライズもなく何で今更『ドラゴンボール』を映画化したんだろう、と思う。
…と、今初めてウィキペディアを見たら、脇役の話は時間の都合上カットされたようですね。
それならDVDにするときにはカットされた話を入れて、改めて作り直してほしいです。
