『江原啓之本音発言』 ★★★★

江原啓之 本音発言』

著者:江原啓之
出版:講談社


スピリチュアリズムやスピリチュアル・カウンセラーなどで
有名な江原啓之さんの、バッシングに対するすべての答えが
ここに書かれてます。

といって、どんなバッシングがあったのか私は知らなかったんですが……

とにかく、彼らのバッシングに対しての江原さんの答えは、
100%でないにしても非の打ち所の無い答えだったように思います。

ただ、江原さんが言っている霊的なこと(魂や前世など)は、
一般的に言って目に見えないことではあるので、そういった部分での
真偽というのは、私では判断できないし、又、見えないからと言って
頭から否定するのも安易にしてはならない、とは思います。


この本には、バッシングに対する回答のほかに、
「スピリチュアルなものを信じないオッサン代表」
という記者との対談もあります。

私は江原さん関係の本を読むのはこれが初めてなんですが、
結構、この本だけでも江原さんが何を伝えたがっているのか
っていうのがよく分かりました。

どんなことを考えていて、どんなことを人に伝えたくて、
今後どのような活動をしていきたいのか。

霊とか見えないし、不思議な体験もしたことがないので、
信じたい気持ちはあるものの、今までは半信半疑ではありました。

今でもまだ半信半疑ではあるんですが、この本に書かれていた
「自分が生まれてきた理由」とか、そういった部分を読んでいると
妙に納得してしまって、生きることの根本の目的を与えられたような
気がして、その通りに生きてみようという気がしてきました。

ようは、霊や前世を信じるか否かではなく、現世で自分がどう
生きていくかという人生観を教えられているような感じですね。

自分を見つめなおすのに、スピリチュアルを利用
(という言葉も悪いですかね)させてもらうという方法も、
有りなんじゃないかなと思います。


ただ一点、対談の相手である「スピリチュアルなものを信じない
オッサン代表」の記者ですが、てっきりもう少し切り口鋭く
質問とかしているのかと思ったら、案外やんわりとって感じで
少し残念かなと思いました。
私は霊とか信じたい方なんですが、全く信じない人にとってみたら
物足りなく感じてしまうんじゃないかなぁと。

テーマ : 読書感想
ジャンル : 本・雑誌

『2番目のキス』★★★★

(11/5・DVD)

「数学教師のベンとビジネスエリートのリンジー、お互い住む世界は違うが、ベンがリンジーの会社に生徒を連れて見学に来たことから出会い、付き合い始める。
初めは順調だった2人だが、ベンが熱狂的なレッドソックスのファンであるということから問題が起こる」

ラブ・コメディということで、笑いもあり、トキメキもありという感じで楽しめました。
このベンが本当に熱狂的レッドソックスのファンで、まるっきり子供みたいだと思えるのに、病気のリンジーを介抱したり、ユニークで生徒にも好かれ、会話が面白いのが良かった。
これで話下手とかだったら、痛い映画になってたんじゃないかなと思う手書き風シリーズ汗2

キャリアウーマン(?)の彼女が、今まで付き合ってきた相手とは、全く異なった世界に住む教師ベンと付き合うことになって、一所懸命相手に合わせようとしている姿が、とても健気で可愛く思えました。

最後の方でリンジーが、「自分自身にも過ちがある」と気付いたときの言葉は、何気にハッとさせられました。
私自身、見てて熱狂的過ぎるベンが良くない、と思ってたんですが・・・それだけという訳ではないんですねぇ。

ドリュー・バリモアが好きなので、やはりそちらに目が行ってしまうんですが、彼女の作品ということで、どうしても過去のものと比べてしまう手書き風シリーズ汗1
やっぱりドリュー・バリモアの作品の中で一番は『エバー・アフター』かなぁ。『ウェディング・シンガー』もすごい良かったけど手書き風シリーズハート

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

『レディ・イン・ザ・ウォーター』★★★★

(11/5・DVD)

「アパートの管理人クリーブランドの前に、1人の少女が現れる。
彼女はストーリーと名乗り、ブルー・ワールドという世界から来た、水の精「ナーフ」なのだという。
彼女を元の世界へ帰すため、アパートの住人がそれぞれの役割を持って、次第に心をひとつにしていく――」

水の精が元の世界へ帰るのを阻止する怪物も出てきて、物語が静かに進んでいくわりには緊張感がある作品かな、と思います。

物語はひたすら、このアパートの中で進められるんですが、それが気にならないほど話に引き込まれてました。
思い返すと、いろいろと引っかかることはあるし、気になることもたくさんあるのに、見せ方が上手いのか見てるときは、先が気になって結構集中してしまいました。
確かに途中、それが途切れてしまうところもあるんですけど、現実世界の、しかもボロそうなアパートの中で、ファンタジーなストーリーが広がっていく様子は、何だかドキドキしました。

この作品、M・ナイト・シャマランさんの作品にしては、あまり人気ではなかったようですね。
というか、かなり叩かれたようで・・・ 手書き風シリーズ汗1
確かにそういう話を聞いて、改めて思い返してみると、指摘する箇所というのは思いの外たくさん出てくるんですが、それでも、この作品がそこまで悪かったかっていうと、私はそうは思わないですね。
ただ一点、監督が出演なさってますが、もう少しちょい役にした方が良いかと思われます。


評価は少々高めに付けてます。
本当は星3つで良かったかなぁとは思ったんですが、先にも書いたように、ただのボロアパートでファンタジーな展開が広がっていく様子にドキドキしたし、そこはすごいなって思ったので評価は星4つとしました。
「監督が出すぎている」という一点以外に、ナーフという存在がイマイチ分からない、というところも指摘できるところかと思います。

-ネタバレ-
映画の冒頭でナーフは「人間に語りかける」みたいなことを言っていましたが、結局ストーリーという少女は誰に対して積極的なことはしていない。現れたのもアパートのプールに勝手に住み着いて、管理人に見つかってしまうという感じでした。
それから、「人を探している」という話でしたが、管理人が彼女の代わりに人を探しながら、気が付くと「彼女を帰す方法を探す」ということになっていた・・・その辺りがよく分からなかったです。
-ネタバレ-

私的に評価は高いですが、M・ナイト・シャマランさんの作品として評価は悪かった、というのにも頷ける――そんな作品でした。

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

『新耳袋 開けちゃだめ編』 ★★★★

新耳袋 開けちゃだめ編』

監督:山口雄大高橋洋森山享堀江慶
出演:伊藤洋三郎水木薫中原翔子小西舞堀ノ内美月、ほか


もしかしたら、今まで見た『新耳袋』DVDの中で、一番怖く感じたかもしれない編でした。
特に1話から3話の、続きものになっている話では、工夫も感じられて良かったです。
息子がホームビデオを撮る、何げない日常の風景から、カメラを通して怪奇現象の起こる場面を見せる――というあたり、今までの『新耳袋』にはないような入りだったので、工夫されてるんだなぁと思いました。
そういう見せ方のためか分かりませんが、緊張感もありました。
家に異変が起こり、家族のみんなが不審に思い、不気味に思いはじめる…
ただ、この話で一点がっくり来たのは、原作者の木原さんが出ておられますね。そこが気分をそがれたところです。
顔が分からなかったら良かったんですが、「近づく編」の特典映像で「怪談語り」に出ておられたので、バッチリ分かってしまいました
それ以外は、この1話から3話は面白かったです。

4話目の「庭」も怖かったです。
これも見せ方が上手いんじゃないかなと思います。
昼間なのに少し薄暗い室内と、俳優さんの陰鬱な表情と、途切れがちな会話の間と…
ただ、やはりこれも最後は「ん~…」と思ってしまったんですが絵文字名を入力してください
最後が良くないと思ったのは、5話目の「あそぼ」と6話目の「開けちゃだめ」も同じくです。

5話目は、そういう終わり方にしてしまうと、その話はじゃあ作り話になってしまうんじゃないの? と思うんですよねー。その話をきちんと伝えてくれる体験者がいなくなったってことですからね…
6話目の最後も思わせぶりで、これも体験者がもしかしたらいなくなるんじゃないか、という考えに行き着いてしまう。それじゃだめじゃんって思うんです。

私が本当に「怖い怪談」だなって感じる条件として、まず体験者が死なない(あるいは行方不明にならない)ことが前提にあるんですよね。
新耳袋』という本は、「現代の百物語」として作られてるということで、体験者から体験した話を聞いて収録されているわけで、それだけ真実味があると私は思うんです。
確かに、体験者のうちの1人が行方不明や亡くなってることもありますが、それでも一緒に体験した、あるいは傍にいたという人は生き残って、やはり体験したことを語っている、という形が取られている。
だから真実味がある。
そういうものを映像として見たときの怖さ、というのをもっと感じたいと思うんですよね。
「近づく編」を見たときは、それも無理なことなのかなと思ったんですが、今回の1話から3話や4話目を見たときには、自分が求めてた怖さがあったように感じたので、こういうのをまた見てみたいな、と思います。



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

『ゴーストハント』 FILE1 ★★★★

ゴーストハント』 FILE1 「悪霊がいっぱい!?」

原作:小野不由美
監督:真野玲
声優:名塚佳織泰勇気成田剣浜田賢二鈴木真仁釘宮理恵岡本信彦、岡野浩介、ほか


「なんだかとっても遅いアニメ化」という印象があります
この原作、かなり昔に書かれたものなんですよね…原作の1巻は1989年発表とあります…すごい古。
そして、コミック1巻の発売は1998年、原作1巻発表から9年後。
更にアニメ化が昨年の2006年、コミック1巻発売から8年後、原作1巻から考えると17年!
…そんなものなのかなぁ。
他の作品のアニメ化うんぬんとか考えたことないから、実のところよく分かりませんが
それでも、最近はすぐなんでもアニメ化(あるいはドラマ化)してしまうから、やっぱり17年という数字は驚いてしまう。

さて、そのアニメの感想ですが、特にひどいところもなく、かと言って目を引くところもなく…
漫画は読んでいたんですが、イラストの印象がアニメになって結構変わってるな、と思いました。
特に主人公の麻衣が、漫画だともう少し中性的というか、少年っぽいというか、もう少し幼いように感じたんですが、アニメになると少し女の子らしくなってるかなって感じですね。

あと、オープニングとエンディングのアニメーション? は拍子抜けでした。
あっさりしすぎてて、もうちょっと何かあっても…と思うんですけど。

ただ、怪奇現象が起こるシーンは、やはりそれなりに怖くはありました。
今回はラップ音とか、ノックとか、足音とか、「音」に関係するものばかりでしたが、真に迫ってて良かったです。

あとは、ジョン・ブラウンの奇妙な日本語が聞けたのは良かったかな
声優さんも大変だろうなぁとか、変な同情をしてみたりして…

そういえば、所々で笑えるシーンとかあるんですが(上記のジョンが初めて喋るところとか、誰かが冗談を言うところとか)、そういったところは素直に楽しめました。
間を取るのが上手いというか…って私が言うのも変ですが。楽しかったですよ。

DVD1巻に「悪霊がいっぱい」全3話が収録されてるのも嬉しかったです。
次の巻に続く…とかなってたら、気になって仕方ないですもんね。
3巻以降は上下巻になってることもあるみたいだから、これは気をつけないと…
漫画を読んでるので内容は全部知ってしまってるんですが、やはり次巻以降も見てみたいなと思います。



テーマ : 見たアニメの感想
ジャンル : アニメ・コミック

『サムライチャンプルー』 4巻 ★★★

サムライチャンプルー』 4巻

原作:マングローブ
監督:渡辺信一郎
声優:中井和哉佐藤銀平川澄綾子、ほか


確か、大分前に1、2巻を知人にお借りして、その後レンタルで3巻、4巻を借りて行ってるんですが、その2巻から3巻の間と、3巻と4巻の間がとっても空いてしまってるんですよね
それでも、全く問題なく見れてしまうので、前後の繋がりをあまり重視しないアニメなんじゃないか、と思います…手書き風シリーズ汗2

話の根幹となるのは、ヒロインの少女・フウが「ひまわりの匂いのする侍」を捜しに、二人の男・ムゲン、ジンと共にあちこち旅をする――というもの。
でも、今のところ「ひまわりの匂いのする侍」というのが何か分からないし、話に出てくる様子もないんですよね。

旅の途中で起こる事件を強行突破って感じで解決していく様子ばかり。
そうそう、侍が出てくるから時代劇かーとか思ってたら度肝ぬかされます。
1、2、3巻は忘れましたが、今回見た4巻には音楽のラップなんて出てきて、「え~!」って思いました。
それが「良い」「悪い」じゃなくて、単純に驚く…なんでもありかいっ! と突っ込みたくなる。

ところで主人公たち(フウ・ムゲン・ジン)のキャラも良いですね。
それぞれ結構、自分勝手で自己主張強くて普段はバラバラな感じなのに、ふとしたことで一致団結したり、最後には元の鞘に納まったりと、なんだか不思議な人たちだなと…

4巻での話は、博打で稼いだお金(だったかな?)を、とある青年にすられて、その青年を中心に話が進んで行く話と、メガネをかけた男が無差別に狙われ、メガネをかけていたジンも――という話と。
青年の話は、あの時代の“母と息子”を描いた話かなと思います。
最後までハラハラしますが、あの終わり方はちょっとなぁ…と釈然としませんでした。
メガネの話は、きっとジンが狙われるのだろうとは予測済みですが、最後の方での展開には驚かされました。
ジンの過去も少しだけ明らかになって…でも更に隠された部分が気になりました。

サムライチャンプルー』のアニメは結構人気があるみたいですね。
私も「面白い」とは思うんですが、頭の固い私には、あのテンションは時々ついていけなくなるんですよ…
見る人を選ぶアニメでも、あるんではないかなぁと思います。



テーマ : 見たアニメの感想
ジャンル : アニメ・コミック

『ホームレス中学生』 ★★★★

ホームレス中学生

著者:田村裕
出版:幻冬舎


遅まきながら、麒麟田村裕さんの『ホームレス中学生』を読みました。
テレビでか、バイトの人にか、田村さんが中学生の頃、
家が破産(?)して父親が「解散」と行ってどこかへ行ってしまった…
という話を聞いて、そんなことがあるんだ!? と本当に驚きました。

その様子の詳細が知りたくて、そこだけ読んだらやめようと
思ってたんだけど、読み進めているうちに止まらなくなって、
結局最後まで読んでしまいましたよ……

題名が『ホームレス中学生』だったので、その時の話だけなのかと
思っていたら、その後の高校生活からお笑いの学校へ通い、
今の相方とコンビを組むあたりまで書かれてました。

ただ、最後の方は幾分簡略されてるっぽいですが。
やはりメインはどれだけ貧乏な生活を送ってたかってことなんですね。


読んでて本当に笑えたし、感動したし、泣けました。
家で、1人っきりで、そのあと誰とも会わないって時に読んでたら、
きっと号泣してただろうと思いますよ。

文章も真っ直ぐで余計な装飾もなく、素直な気持ちで読めました。
とても読みやすくなってると思います。
あと田村さん自身、きっととっても素直な人なんだろうなって、
読んでて感じました。

最後の方になって、もっと読んでいたいとも思いました。
お笑いの学校に入ってからのこととか、相方とのこととか……
そういえば、テレビで霊能者に行方不明のお父さんを探してもらったとか!
見たかった!!
その辺りのことも詳しく知りたいなぁと思いましたね。

とにかく、楽しく読ませていただきました。

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ジャンル : 本・雑誌

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