『名探偵コナン 漆黒の追跡者』 ★★★
原作:青山剛昌
監督:山本泰一郎
声優:高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、林原めぐみ、神谷明、堀川りょう
映画館でも観たんですが、感想は書いてなかったですね。
先日、テレビでやっていたのを観て、ちょっと気になったところがあったので感想を書こうと思います。
映画館で観た当初は、やはり迫力もあったのでそれなりに楽しめたと記憶してます。
ただ、黒の組織が絡むため、全体的に暗くシリアスだったような気がします。
今回はそういう作品だったため、仕方ないと言えば仕方ないのかも知れませんが、舞台もとくに県外とかいうわけでもなく、代わり映えもしなかったのは残念。
他県の刑事さんが集まって…というのはありましたが。
それはともかく、再度観て疑問に思った点というのが、容疑者の1人だった水谷浩介を、その容疑者から外した理由のひとつ。
「大好きな星を汚すようなことを、水谷さんがするはずがない」
というコナンのセリフ。
水谷さんと会って話したこともないのに、どうしてそこまで確信が持てるんでしょうか?
「どうしても理解できなかったんだ」って、そこまで言い切るほど水谷さんの何を知ってるの? と。
最初の引っ掛かりとして、なな子さんのお兄さんが几帳面なところと、犯行現場の正確さが合致しているというのがあり、さらに東都タワーで水谷さんとちょっと話してみたとき、どうもこの人が犯人っぽくないな、と感じたというならまだ分かるんですが…
例えば、今までコナンが解決した事件で、犯人が自分の趣味や好きなものや仕事関係のものを使って殺人を犯したことが、何度かあったと思います。
そういうのを見てきているのに、どういう情報を得たら「水谷さんじゃない」と断言できるんでしょう。
…なんか、そこにちょっと引っかかってしまいました。
あと終わりの方で、黒の組織のヘリから攻撃されて逃げるコナンのシーンがありますが、あれだと絶対逃げてるのは子供だって気づかれると思うんですよね。
改めて観るとバレバレなんじゃないかと…
あれで気づかないんだったら、黒の組織もそんな怖ないで、みたいな。
それにしても、改めて観ると(ってそればっか)今回の真犯人は今までにないくらい腹立たしいですね!
家族や恋人が殺されてその復讐、というならまだ同情の余地はありますが、今回真犯人のお兄さんは妹がどうして死んだのか、ちゃんと理由が分かってるんですよ。
妹のなな子さんは自分の身を省みず、犠牲となって7人の命を助けたのに、その7人をお兄さんが逆恨みして殺してしまうとか…!
何のために妹は死んだんだよ!って、腹が立って仕方ない

あとは声優ですが…
映画館で観たときには気にならなかったDAIGOの演技が、テレビで観たときはちょっと気になりました。
普段のテレビで聞くDAIGOの声と聞いた感じ全然違うな、とは思いましたが、やっぱ演技が微妙だったかな。
