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著者:羅川真里茂
発行:白泉社
インターハイシングル戦、延久VS静、留宇衣VS駿。
両試合の白熱した接戦の終盤までを描いていた巻でした。
羅川さんのスポーツものって、たぶんこれが初めてだと思いますが、描き方が上手いなぁと改めて思いました。
今回は、延久と留宇衣との両試合を交互に見せるという感じで、まったく違和感とかストレスとかなく読むことが出来たな、と思います。
読み返したらもしかして、『しゃにむにGO』の中でそういうのが上手くなってるって分かったりするのかなぁとか思ってみたり・・・
それと、これは『しゃにGO』以前からですが、人の内面や人間関係を描くのは本当に上手いな、と。
特に、本人(作者)は意識しているのか分かりませんが、人間のドロドロしたところを描くのには長けてるんじゃないかと・・・。
私はずっと駿が好きじゃなくて、ずっとスカした態度とかに腹を立ててたんですが、今巻を読んだらそんな彼の態度に納得が出来たというか、同情したというか・・・なんか理解することが出来たんです。
ただ、それが何故かとか、本の中に答えがあるのかというと、たぶん明確には描かれてないと思うんですが、なのに読んでいて「分かった」んですね・・・。
もう、そういうのが本当にすごいな、と思ってしまいます。
あと29巻で何故かとても印象に残ったのは、ひなことナディアが出逢ったシーンですね。
二人が偶然に出逢った驚きというのもありますが、二人のやり取りが見ていてなんだか可愛いなと思いました。
しかし、高校のテニスの観戦って、本当にあんなにうるさいものなんでしょうか?
テレビで見るプロの試合はもっと静かなんですけど・・・

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