『ファンタスティック4 超能力ユニット』★★★★
確実に2作目よりは面白かったですね。
(当然かもですが)ストーリーがしっかりとあって、気持ちが入り込めました。
何故彼らが特殊能力(?)を持つようになったのか、彼らはそれをどう受け止めていったのか・・・。
そういうのが、観てて素直に納得することが出来ました。
主人公のリードという男性と、スーという女性の間にある複雑な(?)関係というのも楽しめたかな。
それから、それぞれのキャラクターに個性があっていいですね。
リードは少し気弱でお人好しで科学バカな人。
スーはちょっと気の強い女性で、でも目立つことは苦手なおしとやか(?)な女性。
チーム3人目のジョニーはお調子者で口が少し悪く目立ちたがり屋。
4人目のベンは真面目で心根は優しく、たぶん4人の中で誰よりも正義感にあつい人かな。
言葉にすると在り来たりかなって感じですが、『ファンタスティック・フォー』という映画としてみると、それぞれが、それぞれの場面で活き活きと活躍していて、観ていて楽しかったです。
一番印象に残っているのは、何と言ってもベンですね。
彼だけ岩男のような姿になって、元に戻れなくなってしまいました。
-ネタバレ-
本当は後に作ったリードの装置で、元には戻れたんですけど・・・。
彼には妻がいたんですが、姿の変わった彼を見て妻は当然驚いて、そして彼の元を去って行きます。
その様子は本当に悲しかったです。
妻である彼女の気持ちも分からなくはないですが、去っていく彼女を見送るベン・・・彼女が置いていった指輪を取ろうとするベン・・・。だけど、ゴツゴツした指ではなかなか指輪は取れず、ベンはもどかしそうに、でも必死に取ろうとする――。
彼のそんな姿は本当に痛々しいです。
それに、周りの人たちも彼の姿を見ただけで怯えます。警察は銃を構えます。
そんな様子が本当に可哀想でなりませんでした。
-ネタバレ-
それでも、最後はそんな自分を受け入れることができて、本当に良かったなと思いました。
んー、2作目がやっぱりあっさりし過ぎてたかなぁと思うので、その点では今更ながらにちょっと残念です。
シリーズにしてじっくり見たい気がしますね。
調べてみたら、アニメにはなってるみたいですね。古そうですが・・・。
ちょっと観てみたい気もします。
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テーマ : ファンタスティック・フォー 銀河の危機
ジャンル : 映画